劇団フライングステージ第43回公演
「LIFE, LIVE ライフ、ライブ」
ドラマリーディング「陽気な幽霊 GAY SPIRIT」「二人でお茶を TEA FOR TWO」

2015年、渋谷区世田谷区での同性パートナーシップが認められるのに合わせて上演した
「Friend,Friends 友達、友達」、2016年に上演したその後の物語「Family,Familiar 家族、かぞく」。
2作品に名前だけ登場した「ゲイの行政書士」を主人公にしたスピンオフ。
家族や友人、パートナーをめぐる生きていくためのいろいろの物語。
劇団創立25年を迎えた今年は、過去の上演作品、「陽気な幽霊 GAY SPIRT」と「二人でお茶を TEA FOR TWO」をリーディング上演します。
「LIFE, LIVE ライフ、ライブ」
作・演出:関根信一
出演:石坂 純(劇団ひまわり)
石関 準(フライングステージ)
小浜 洋
岸本啓孝(フライングステージ)
阪上善樹
関根信一(フライングステージ)
高木充子(劇団桃唄309)
中嶌 聡(劇団クレイジーパワーロマンチスト)
モイラ
ドラマリーディング「二人でお茶を TEA FOR TWO」
2005年4月初演。
舞台は札幌のホテルの一室。
1980年から2005年までの25年間、年に一度のデートを続ける二人のゲイの物語。
作・演出:関根信一
出演:阪上善樹(11/9)
石坂 純(11/12)
関根信一
石関 準
ドラマリーディング「陽気な幽霊 GAY SPIRIT」
1996年4月初演。
レズビアン&ゲイパレードの帰り道、
カミングアウトしたばかりの僕のところに、やたら元気なゲイの幽霊がやってきた。
第9回池袋演劇祭大賞受賞作。
作・演出:関根信一
出演:石関 準
小浜 洋
岸本啓孝
関根信一
高木充子
中嶌 聡
モイラ
公演日程:2017年11月8日(水)−11月12日(日)
11月 8日(水)19:30 「LIFE, LIVE ライフ、ライブ」
11月 9日(木)19:30 ドラマリーディング「二人でお茶を TEA FOR TWO」
11月10日(金)14:00 「LIFE, LIVE ライフ、ライブ」
11月10日(金)19:30 「LIFE, LIVE ライフ、ライブ」
11月11日(土)13:00 「LIFE, LIVE ライフ、ライブ」
11月11日(土)16:00 ドラマリーディング「陽気な幽霊 GAY SPIRIT」
11月11日(土)19:00 「LIFE, LIVE ライフ、ライブ」
11月12日(日)13:00 「LIFE, LIVE ライフ、ライブ」
11月12日(日)16:00 ドラマリーディング「二人でお茶を TEA FOR TWO」
11月12日(日)19:00 「LIFE, LIVE ライフ、ライブ」
*受付開始、開場は開演の30分前です。
携帯からの予約はこちらをクリック!
会場:下北沢 OFF OFF シアター
京王井の頭線・小田急線「下北沢」駅南口正面 徒歩0分
世田谷区北沢2-11-8 TAROビル3F TEL 03-3424-3755
スタッフ
照明:伊藤 馨
音響:樋口亜弓
衣裳:石関 準
舞台監督:水月アキラ
イラスト:ぢるぢる
フライヤーデザイン:石原 燃(燈座)
制作:渡辺智也、三枝 黎
協力:株式会社アスタリスク、M・M・P、劇団クレイジーパワーロマンチスト、劇団桃唄309、CoRich舞台芸術!
企画制作:劇団フライングステージ
チケット:
・「LIFE, LIVE」
全指定席 3,500円
ペアチケット 6,500円 トリプルチケット9,000円
学生 2,500円
当日券 3,800円 当日学生券 3,000円
・リーディング「二人でお茶を」/「陽気な幽霊」
全指定席 2,000円 当日 2,500円
*ペアチケット(2名)・トリプルチケット(3名)は予約・前売りのみの販売です。
*学生チケットは、当日、学生証の提示をお願いいたします。
*客席の都合上、開演後のご入場はご予約いただいた席へのご案内が難しくなります。
開演の3分前までにご来場いただけない場合は、座席の指定を解除させていただきます。
*当日券は開場と同時に発売いたします。
<先行予約>2017年9月23日(土)10:00〜9月29日(金)22:00
MAIL予約 yoyaku@flyingstage.com TEL/FAX予約 03-6803-1250
*日時、チケット種類、枚数、連絡先電話番号をお知らせ下さい。
*不在の場合は留守電に「お名前、連絡先電話番号」をお残し下さい。
折り返しご連絡を差し上げます。
*先行予約のチケット代は、事前のお振り込みをお願いいたします。(振込手数料はご負担ください)
<一般発売> 2017年9月30日(土)10:00〜 各公演日前日まで
WEB予約 PC用 https://ticket.corich.jp/apply/85985/
携帯用 http://ticket.corich.jp/apply/85985/
MAIL予約 yoyaku@flyingstage.com TEL/FAX予約 03-6803-1250(フライングステージ)
*日時、チケット種類、枚数、連絡先電話番号をお知らせ下さい。
*不在の場合は留守電に「お名前、連絡先電話番号」をお残し下さい。
折り返しご連絡を差し上げます。
*チケット代は当日精算で承ります。
【劇団フライングステージ】
「ゲイの劇団」であることをカミングアウトしている日本では数少ない劇団の一つ。
1992年の旗揚げ以来、代表のの関根信一を中心に、「ゲイ」であることにこだわった芝居を作り続けている。
近作に、同性パートナーシップの問題をリアルタイムで取り上げた「Friend,Friends 友達、ともだち」「Family,Familiar 家族、かぞく」、夏目漱石を明治の男たちの恋と友情の物語として読み直した「新・こころ」など。
「陽気な幽霊 GAY SPIRIT」「二人でお茶を TEA FOR TWO」等の上演台本を劇団ウェブサイトで公開中。

ごあいさつ
1992年11月3日、第1回公演の初日から25年が経ちました。10周年も20周年も何もしていないのですが、今回25周年ということで、新作と過去の代表作のリーディング公演を行うことにしました。
30周年はあるのだろうか?というのが正直な気持ちですが、いつまで続けるか、いつまでも続けるのかということは、あまり考えていません。ただ「ゲイの劇団」として活動しているカンパニーがなくなってしまうのはいけないなあと、「やめない」ということだけをとりあえずは考えてきたように思います。
新宿2丁目の老舗劇団ぺんぺんさんは30周年、GID劇団トランス☆プロジェクトさんは20周年、お互いの交流はあったりなかったりするなか、同じ時代を生きてきたのだなあという感慨があります。
フライングステージを続けてきた理由、実は僕にはとても個人的なものがあります。それは演劇を始めた若い頃、そういう劇団があってほしいと思ったからです。「自分はゲイじゃない」と言いながら海外のゲイプレイに出演する俳優さんたち、そうではなくて、「あ、僕はゲイですけど何か?」と言えるようなカンパニー。その上でいろいろな作品を作りだしていくことができたら。
「他にそういう劇団ができたら、ゲイが登場しない作品を作ってもいいかも」と言っていた時期もあって、2017年現在、ゲイプレイだけを上演する頑固な劇団である理由はほぼないのかもしれませんが、かつても今も、僕はフライングステージで作品を作り続けていられることがとてもうれしく思えています。
作品を上演する意味と手応えをいつも感じることのできる、そしてお客様に恵まれた、しあわせな劇団です。(もう一つ、お客様が来てくれなくなったらやめようというのもあります。)どうもありがとうございます。
今回の上演作品について解説ではなく、簡単な紹介をさせてください。
「LIFE, LIVE ライフ、ライブ」
2015年11月に始まった渋谷区と世田谷区の同性パートナーシップ申請(世田谷は宣誓)をモチーフに、昨年、一作年と二つの連作をつくりました。同性婚によって救われる人たちを描いた「Friend,Friends 友達、ともだち」、結婚ってそんなにいいものか?という視点から様々な家族のありようを描いた「Family,Familiar 家族、かぞく」。今回ご覧いただく「LIFE, LIVE ライフ、ライブ」は、その2作品で描けなかったいろいろをゲイの行政書士の視点から語るものです。
ゲイの行政書士としては、NPO法人パープル・ハンズの永易至文さんが活躍をされています。今回、永易さんの著作とご活動を参考にさせていただきましたが、語られる物語はすべてフィクションです。また、勉強したつもりなのですが、いろいろ間違っているところがあるかもしれません。そのあたりはどうぞお許しいただけたらと思います。
友達、家族、人生(ライフ)と3年かけてたどってきた3つの作品。「Friend,Friends 友達、ともだち」初演のときには、トニー・クシュナーの「エンジェルス・イン・アメリカ」の日本版を作るぞ!というねらいもあったのですが、ずっとコンパクトなものになり、身近な愛すべき作品たちが生まれたと思っています。
今年の8月には、世田谷パブリックシアター主催のワークショップで「Family,Familiar 家族、かぞく」をリーディング上演しました。一般の方々と上演するフライングステージの作品。いろんな意味でとてもとてもおもしろかったです。
ドラマリーディング「陽気な幽霊 GAY SPIRIT」
1996年2月、札幌でのレズビアンゲイパレードを運営していた当時のHSA札幌ミーティングという団体に呼んでいただいて、初めての札幌公演を行いました。
2月の札幌での上演、楽屋にある大きなストーブそのままに、あたたかく迎えていただき、旅の役者の幸せとはこういうことかと思ったものでした。帰りの飛行機の中で思いついた作品が「陽気な幽霊」です。札幌のみなさんの熱が生み出した、はちゃめちゃなゲイの幽霊。
イギリスの劇作家ノエル・カワードに同名の作品があり、タイトルを拝借しています。ノエル・カワードはゲイであることが半ば公然とされていた劇作家で俳優です。
この作品は、初演を今日と同じOFFOFFシアターで行い、その後、大塚のジェルスホールでの上演で池袋演劇祭に参加して大賞を受賞しました。翌年、東京芸術劇場の小ホール1で再演をさせてもらいました。それまでゲイコミュニティの中の劇団というつもりでいた僕たちが、「ふつうの」劇団として世の中に出て行くきっかけになった作品です。
2002年、僕が当時のレズビアンゲイパレードの実行委員長をつとめた際に再演をしています。今回15年ぶりの上演になります。今や劇団の一番のベテランである石関準が初めて主役を演じた作品です。僕は激しく軽やかに動き回る幽霊役なのですが、今回はリーディング上演でお送りします。
ドラマリーディング「二人でお茶を TEA FOR TWO」
1998年に札幌のA.G.Sというカンパニー(現在の札幌座)に客演をしました。稽古のため約一ヶ月札幌に住んだのですが、その時泊まっていたウィークリーホテルがこの作品の舞台のモデルです。
カナダの劇作家、バーナード・スレイドの「セイムタイムネクストイヤー」と同じ、年に一度だけ会う不倫カップルという設定を、ゲイの二人に置き換えて、時代を日本のゲイシーンにとって大きな変化のあった1980年から2005年の25年間に設定したリスペクトorオマージュ作品です。
2005年に初演して翌年に第10回レインボーマーチ札幌に呼んでいただき札幌公演を行いました。2006年に上演した「ミッシング・ハーフ」がサンモールスタジオの最優秀作品賞をいただき、2008年1月にこの作品を再演させてもらうことができました。今回の上演は11年ぶりになります。
冒頭、パンツ一枚で寝ているところから始まり、劇中でまたパンツ一枚になるという、今の僕には考えられないことをしています(笑)。今回はリーディング上演ですので脱ぎません。
今年の12月1日の世界エイズデーに札幌でこの作品が上演されます。(世界エイズデーシアター2017「TEA FOR TWO 二人でお茶を」)上演にあたって、2017年の場面を書き足してはと提案をされました。札幌市は今年の6月から同性パートナーシップ宣誓制度を開始しています。どうしようかと思ったのですが、いろいろ考えてやめることにしました。幕が下りた後、二人の登場人物は2017年にどうしているだろうと想像してみていただけたらと思います。
札幌での上演の公演情報は、ネットで「世界エイズデーシアター2017」と検索をするとご覧いただけると思います。Twitterのアカウントには、稽古風景の映像もアップされています。キャストの二人がとても若くてかわいらしいです。僕も公演を見に伺う予定でいます。
25周年を迎えたフライングステージですが、まだしばらくはゲイの芝居だけを上演する頑固で偏屈な劇団でいたいと思っています。
そういう劇団が一つくらいあったっていいじゃないかという思いは今も変わりません。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
本日はご来場ありがとうございました。
どうぞ、最後までごゆっくりご覧ください。
劇場へお運びいただいた観客のみなさんと
作品の上演に関わってくれたキャスト、スタッフのみなさんに
心からの感謝をこめて
劇団フライングステージ 関根信一


















撮影:伊藤 馨