劇団フライングステージ「ワンダフル・ワールド」公演上映&トーク
今年は開催されないレインボーマーチ札幌ですが、来年のレインボーマーチ札幌ファイナル実行委員会のみなさんが、「ワンダフル・ワールド」のビデオ上映会を企画してくれました。関根が上映後のトークに参加します。
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劇団フライングステージ「ワンダフル・ワールド」公演上映&トーク
【日時・会場】
2012年9月15日(土) 昼14:00-16:00 夜18:00-20:00
会場 D-mode(旧D.I.S. 南4西5 アイビル45地下)
2012年9月16日(日) 昼14:00-16:00
会場 a-lifeラウンジ(南4西6 タイキビル地下)
(土曜日と日曜日では会場が異なりますのでご注意下さい)
【入場料】
前売1300円 当日1500円 ペア割2800円
*前売はルミエール札幌店(南5西7 第1ファミリービル2F)で取扱中。
*ペア割はお友達やカップル・親子など2名同時に入場された時に適用されます。
【主催・お問い合わせ】
レインボーマーチ札幌ファイナル実行委員会
メール rainbowmarchs@gmail.com
Twitter @RMSapporo
<ごあいさつ>
東京を拠点に活動している小劇団が地方公演を行うのはなかなか難しいものです。それでも、フライングステージは1996年以来、僕の一人芝居も含め計5回札幌公演を行ってきています。企画して下さったみなさん、ご来場いただいたみなさんに改めてお礼を申し上げます。
今年は公演そのものではなく「ビデオ上映会」を企画していただきました。上映される作品はこの夏に上演した新作「ワンダフル・ワールド」。昨年、シアターZOOで上演した「ハッピー・ジャーニー」は2010年夏から秋の物語でしたが、今回は2011年の春からの一年間のお話です。
「現在」を描くには震災後を描くことから逃げるわけには行かず、かと言って、どう描けばいいかという決断はなかなかできませんでした。ですが、今回、震災そのものを描くのではなく、ゲイの家族の物語を書けばいいのだとわりきったことで、僕なりの、劇団フライングステージなりの震災後=現在が描けたのではないかと思っています。
「ハッピー・ジャーニー」をご覧いただいた方には、震災前と震災後の対になった物語として楽しんでいただけるのではないかと思います。
被災されたみなさん、そして今なお避難せざるをえないでいるみなさんに、この場を借りて心よりお見舞いを申し上げます。そして、被災地での支援に尽力されているみなさんに敬意を表したいと思います。被災地のセクシュアルマイノリティへの支援活動がさまざまな形で行われましたが、この作品もまた、その一助になったらと願っています。
みなさまのご来場をお待ちしています。(関根信一)
<あらすじ>
日本海沿岸の小さな町のアトリエを舞台にした、2011年4月から2012年春までの物語。オーナーである主人公は、実家の造り酒屋を継ぐはずだったが、ゲイだとカミングアウトしたことで父親と対立、勘当されてしまう。そして10年。2011年3月11日の震災後、絶縁していたはずの家族が次々と彼のもとへやってくる。
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